フローリング材・樹種

無垢材・複合フローリング材

かば桜 ナラ

 

 

木目はやや不鮮明で特徴がなく、これといった流行はないものの材面が均質で綺麗に仕上がるので一定の根強い需要がある木材である。

 

 

材は重硬で、手加工による切削等はやや困難であるが機械での加工性は良好。乾燥は難しく、乾燥段階で割れなどが生じすい。

 

チーク カリン

 

 

板に製材した直後は、材面があまり綺麗でないが、年月が経るとロウ状の成分が材面に染みでて色の深みが増し、いわゆる「チーク色」の落ち着いた色合いとなる。

 

 

辺心材の区分は明瞭で、辺材は淡い黄白色、心材はやや紫色を帯びた赤褐色を呈す。木理は交錯し、柾目面にはリボン模様が現われる

 

ブラック ウォルナット ハードメープル

 

 

木材の多くは日に当たると色が濃くなる傾向にあるが、逆にウォルナットは色が薄くなる。

 

 

辺材は淡い灰白色、心材は灰色を帯びた黄褐色。砂糖楓(サトウカエデ)とも言い、樹液からメープルシロップやメープルシュガーをとる。

フローリングの規格

 住宅の主流の床材でもある木質フローリングは大きく分けて2つの種類に分類することができます。

無垢フローリングと複合フローリングです。

 

無垢フローリング


 無垢フローリング

 無垢フローリングは、切り出した天然木の一枚板を加工したものです。 空気を多く含んでいるので保温性や断熱性が高いことが特徴です。『見て』『触れて』『住んで』共に過ごすことで深まる味わいは無垢木材ならではの特長です

複合フローリング

 複合フローリング・挽き板フローリング

(表面材に厚さ2o〜3oほどの挽き板を使用)
複合フローリングは基材として合板(一般にベニヤ板)の表面に天然材を貼り合わせたフローリングのこと。表面に貼り合わせる素材によって、部屋の表情が変わります。最近では文教施設をはじめ公共施設などで多く使われています。
表面に2o〜3o程度挽き板の厚さがある天然材を使用したもの。厚みのある天然材を使用しているため、無垢フローリングに近い天然木の質感を味わえるのが特徴。

 

突き板フローリング

 突き板フローリング

表面に0.3~1mm程度の薄く削った天然木のつき板(木材を薄くスライスしたもの)を貼り合わせるたものです。

 

フロア・シートフローリング

 フロア・シートフローリング

(表面材に木目がプリントされたオレフィン製・樹脂製などのシートを使用)
・シート表面に木目柄・大理石柄などを印刷したものをベニヤ板などの下地材に貼り合わせたもの。天然木の質感こそ感じられませんが、リーズナブルかつメンテンスもしやすいので経済的なシートフローリングとも呼ばれています。

 


フローリングの貼り方(デザイン)

 

乱尺貼りのパターン

 

 

住宅だけではなく公共の建物などでもフローリング貼りに最も採用されることの多い貼り方です。

同じ長さのフローリング木材を使用する定尺貼りに対し、乱尺貼りは一般的に150o以上のさまざまな長さのフローリング木材の使用が可能なので材料費が安くなります。

 

定尺貼りのパターン

 

 

フローリング木材1枚ごとに継ぎ目が同じ位置に来ることで、規則的でスッキリとした印象になります。

もっとも一般的なフローリングの貼り方。乱貼りと比較して寸法が足りず端材などが多く出るため材料費が高くなる傾向にあります

 

斜め貼りのパターン

 

 

  フローリングに角度をつけて貼る。

定尺貼りや乱尺貼りとは違った個性的なお部屋に仕上がります。
狭い空間に奥行きを持たせたいときに効果的な貼り方で、壁に接するフローリング材の一部を斜めにカットします。
そのため、フローリング材のロスが発生し、定尺貼りや乱尺貼りよりもコストがかかってしまう点がデメリットです。

 

ヘリンボーン貼りのパターン

 

 

  ヘリンボーン(herringbone)貼りは、ニシン(herring)の骨(bone)の形から名付けられたフローリングの貼り方です。

日本ではスギの木の形に似ていることから、杉綾(すぎあや)模様と呼ばれることもあります。短くカットした長方形のフローリング材をV字に組み合わせ、いくつも重ねながら床に貼っていきます。施工技術からしても高度な技を必要とします。

 

 

フレンチヘリンボーン貼り

 

 

  フレンチヘリンボーン貼りの特徴

フレンチヘリンボーン貼りは、端を45度にカットしたフローリング材を貼り合わせます。
基本的な貼り方はヘリンボーン貼りと同じですが、シャープな印象になります。
フローリング材をすべて貼り合わせたときに美しい直線が浮き出てきます。ヘリンボーン貼りよりも緩やかな印象があり、空間全体に奥行きが感じられるようになります。ヘリンボーン貼りと同様で施工技術も高度な技を必要とします。

 

市松貼り

 

 

  市松貼りの特徴

市松貼りのフローリングはレトロな雰囲気があり、お部屋全体が暖かく懐かしい雰囲気になります。以前は、住宅でもよく見られた工法ですが現在ではあまり見かけることが少なくなっています。材料が短いパーツで作られているので歩留まりが非常に良い床材です。

 

パーッケット貼り

 

 

 寄木貼りとも言います。デザインフローリングの一部で他にも色々なパターンがあります。

リホームの目安・対応年数

項目名1 床の対応年数
フローリング 10〜15年
クッションフロア 10年前後
カーペット 5〜6年
タイルカーペット 10年前後
畳 劣化状態に合わせて

築2〜5年で裏返し
築4〜7年で表替え
築10〜15年で新調

※ 使用頻度、下地組の施工条件によっても違いがあります。

こんな時はリフォームを考えて下さい

  • キズや汚れが目立ってきた
  • 日光の当たる側の色日焼けがひどい
  • 歩いたときに床が沈んだような感じがする
  • フローリング板が劣化して色あせや剥がれが目立つ
  • 表面の板が剥がれたりして中の合板が見えてきた(合板フローリングの場合)
  • 床鳴りがする(原因が床以外の場合もあります)
  • 他にもこんな時が床の貼り替え研磨・塗装、リフォームのタイミングです。
  • お部屋を家具の模様に合わせたイメージに変えたい
  • 子供と同居をすることになったなど、家族構成やライフサイクルの変化
  • 壁紙の貼り替えをする(壁紙が新しくなることで、床の傷みや色あせが目立つようになります)

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